久しぶりに演奏しながらニヤニヤした。

いいねー！と心から思ってグイグイ乗せられる感覚はいつ以来か。

今のJIGENNは4人のバランスがちょうどいいのだと思う。

全員が今持っているものを出し切って瞬間を作っているのがわかる。

互いに切磋琢磨し、次にスタジオが入るのが楽しみな状態が続いている。

ここから生まれてくる新しい音はどうなるのか。

余計な部分は削ぎ落とされ深化したスタイルとは。

我ながら楽しみである。

やられた。

誤算である。

インフルエンザではないヘンテコな菌にやられた。

お腹の調子悪し。

資金繰りの席にいるゲイおじさんの咳からうつされたらしい。

ちぃぃぃ、だからマスクしろって言ってきたのにぃぃぃ！

油断禁物。

いや、油断してなかったけど。

もっと自己防衛せねば。

みなさまもうつしうつされぬよう気をつけられたし。

みなさんは健康な歯を何本お持ちだろうか。

私はおそらく無傷な歯はもうない。

子供の頃に矯正した都合、一般的な大人より4本歯が少なく、親知らずは上顎組は外に開くように生え、下顎組は前の歯へ向かって生えている。

そして気がつけば一応歯はあるものの神経を抜かれ鉄の土台を埋められプラスチックを被せたかつらのような歯ばかりになってしまった。

それらが噛み合うときはなんだかメカニカルな音がして嫌。

久しぶりに歯医者へ行こうかと思っている。

入れ歯は嫌だけどまだなんとかなるのだろうか。

まずは歯医者へ行くことから始めないと。

でもなかなかやってないんだよね、私が時間あるときって。

嗚呼もどかしや、嗚呼もどかしやもどかしや。

光が見えた。

ようやく確かな光が見えた。

いろいろ感じて考えて右往左往した結果、今まででにない手応えがついに得られた。

次元の新譜「月が花咲く路地裏で」、桜が咲くまでには花咲けそうである。

ここからラストスパート。

なぜだ。

周りが次々インフルエンザにかかっていくのに同じ空間にいた私は無事。

メンバー二人、お客さん一人、資金繰りのボス一人。

もはや私が病原体なのではという疑いがかかり村八分にされる始末。

わ、私ではない、はず。

けけけ。

みなさまもお気をつけあそばせ。

インナートリップ中、昔書いたメモを見つけた。

それは今の私にとっても行き先を示す標識であり、結局何も変わってないのだと実感する。

何も変わってないとすれば、あの幼き日に周りとは異なる選択ばかりをし教師に諭され不思議に思った感覚もまだこの私にあるのではないか。

その素敵な感覚でこれからは表現していきたいと思うのである。

その感覚を届けられるよう技と感性を研ぎ澄ましていこうと思うのである。

やることをしっかりやりきれてないとおてんとさまはたいせつなじかんをあたえてくれないのか。

そうなのか。

けっしてわるいことはしておらずふつうにしてたつもりだがそれじゃあものたりないってことか。

そうなのか。

わかりました、たりないあたまでかんがえてやりきってみます。

かんがえて。